なちなちバースデイ


今は娘。


今日はなっちの23歳の誕生日です。


ぴろりんぴろりんテレフォンコール、大好きです。23歳でも、見てるこっちがちっとも恥ずかしく
ならない勢いであれをやりきっちゃう、張り切っちゃうなっちが大好きです。
正直、娘。さんの最近の歌はアイタタなのが多いのですが、(もちろん彼女たちの責任ではなく)
ピロリンピロリンは、手放しで大好きです。
私のなかでシャボン玉以来の見入っちゃう感、口ずさみまくりです。




正直最初、つまり娘。さんを真剣に追いかけだした、後藤さん加入前後。なっちのことが苦手でした。
すごくいい子なんだけど、そのいい子さかげんの自己完結だったり、主役体質の強さだったりが、目
について仕方なかったのです。


たぶん、なっちのそういった力の入り方っていうのは、ごっちんが原因だったんじゃないかな、と勝
手に思ってます。
言うまでもないけど、二人の仲が悪かったとかそういう話では全然なく、グループ内のバランス、
自分の役割に対する懐疑、二枚看板への複雑な思い、ストレス、プレッシャーなど、もろもろの要
因がそこにはあったはずです。
なっちのどこか痛々しい元気さ、がんばりを、私はごっちんの卒業まで感じつづけました。そこに
感じる痛々しさは、ついに最後まで拭いきることができませんでした。


(このあたりは見る側に問題がなかったとは言いきれない、微妙なところです)


だけど。


ごっちんがいなくなって、もうモー娘。はダメかも、そう思いかけていた私が、オタ達が、「ここに
いるぜぇ!」のなっちの笑顔に、どれだけ高揚したことか。


まだまだモーニング娘。は大丈夫!
なっちが、みんなが、自分たちが「ここにいるぜぇ!


そう信じられる、最高の笑顔でした。突き抜けたパフォーマンスでした。
もちろん、なっちだけの力じゃない、だけどあの雰囲気を牽引したのは間違いなく、なっちのがん
ばりだったのです。


ごっちんが抜けてからなっちは、いい意味で肩の力がすごく抜けたように思います。


そして、それまで自分のことでいっぱいいっぱいに見えたなっちが、年下の子たちをすごく見てあ
げるようになりました。そうなると、みんなはなっちを慕い、それがかわいくてしょうがなくって、
後輩メンバーをやり過ぎなほどにかまいまくるなっち。
それまでに見られなかったそんななっちの姿に、私はすごく心惹かれました。




なっちの「ナチイズム」とでもいうべき熱さや輝きは、なっちが愛しんだ後輩達の体を、間違いな
く流れています。
なっちがいなくなったモーニング娘。に、なっちが「ここにいるぜぇ!」で見せてくれたほどの輝
きを、私はまだ見せてもらえていません。


だけど、なっちのかわいい子ども達は、近いうちに私に新しい景色を見せてくれるはずです。


そう信じて私はモーニング娘。を追いかけつづけます。
なっちの愛したモーニング娘。を。


なっち、お誕生日ほんとうにおめでとう。