あやみきについて本気出して考えてみた。

「あやみき」松浦亜弥藤本美貴カップリングの事。


今は娘。


上記は、ハロープロジェクト公式ファンブック、「ハロプロ大百科」に掲載されている一文です。
カップリングというアンダーグラウンドな言葉が公式本に掲載されていることだけでも驚きですが、
このコンビはずっと、事務所からセットで扱われていました。


松浦亜弥藤本美貴、通称あやみき。


今回のテーマは「あやみき」です。(今までテーマなんかあったのかって話ですが)
実は私は、この組み合わせが大好きです。
というかこの二人、どちらか一方のファンになったら、多くの人はもう一方にも目を向けずには
いられない、それほど強い繋がりを持っています。
親友以上、辻ちゃん加護ちゃんに近いシンクロ率、運命感。
なんて大上段なことをいうと、


アイドルの友情なんて、ウソ臭い……
上戸彩ソニンを親友て言ってても、ソニンは「そこまで仲良くない」とか言ってたじゃん。
この二人もどうせ、自分らの価値を上げるために、仲いいフリしてるだけでしょ?


などと思われるかもしれません。
ですが、あやみきはそんな大衆の勘ぐりを、ばっさり切って捨てます。


「いっしょに泡風呂。写真を撮る。洗いっこもする」
「お泊まりしょっちゅう」
「おそろいの持ち物たくさん」
「お互い『あんた』呼ばわり」
「プライベートで遊びまくり」



なんて、いくらあげつらねても、口先だけの話なら、なんとでも言えると思われるでしょう。
一回しか遊びに行ったことがなくても「しょっちゅう」と言えばいい話。
そもそも、あややのこの手の話は、どこか嘘くさい香りが漂いがちなのも事実。


あややがデタラメを言っているということではないのですが、彼女の話は、やや誇張している
 風に時折感じられます。おそろしいことに、まったくの事実を話しているときでも。これは自己
 プロデュースに長けすぎた彼女の特性でしょう。マシューあたりに「ビジネスの匂いがする」
 とか「嘘くさい」とか言われてしまう所以です。閑話休題


ですが、この二人の絆の強さは、そういった所の外にも、確固として見えるのです。


藤本さんがハロモニで矢口さんに、あややのことを「いつも一緒にいる人!」と言われたり。
お正月「プリンセスあやや炎の大脱出」では、手品が失敗して、あわや火だるまか? という
ドッキリを仕掛けたあややを心配するあまり、カメラの前ではめったに泣かない藤本さんが、
大粒の涙をこぼしたり。
インタビューに対する受け答えに、共通する所が多く見受けられたり。


いちばん不確かなようで雄弁なのは、目です。
二人とも、すごく相手のことを愛おしそうに見るんですね。見ているこっちが恥ずかしくなっ
てしまうくらい。
ほんっと仲いいんだなあ……と、百万言をつくされるより、まなざしひとつで実感させられます。


さてさて、キリのない証明はこれくらいにしまして。
私も含めて、この二人の組み合わせに注目しているハロプロヲタの多くは、今年はなにか、
あやみきに新しい動きがあるのでは、と予感しているのではないでしょうか。


冒頭にあげた、「ハロプロ大百科」内「ハロプロ用語集」。
他にも有名な組み合わせはたくさんあるにもかかわらず、掲載されたのは「あやみき」ひとつ
だけです。
彼女たちが二人で番組を受け持っていたこと(「ことミック」「燃えろ! マナー部」)から考
えあわせると、別に不思議ではないのかもしれませんが、それだけとは思えません。


なにしろ、彼女たちの番組が終了してから(出版当初で)一年近く。
藤本さんはすっかりモーニング娘。の一員となっています。
現に昨年は、お互いの発する言葉から相手の気配は薄れ、あやみきの関係は公の場で強調される
ことが、ずいぶんと少なくなっていました。
仲の良さは変わらなかったので、オープンなものがなくとも、番組中にアイコンタクトをとったり、
運動会でいちゃつく二人を見て、あやみきストたちは溜飲を下げていたのです。
そういった関係(私的な仲良しで、画面上では組みあわせられない)で落ち着くのかと思われたこ
の二人を、あえて今、どうしてセットで扱うのか、私は不思議に思えました。


さらに「ハロプロ大百科」にいたる前。
2004年になってから、二人は昨年に比べてお互いのことを話題に出す回数が断然増えました。
仲良しアピールは、加速度を増して行きます。


元旦の「プリンセスあやや炎の大脱出」を皮切りに


・三日のハロモニお正月SPでの仲良し振り
・ライブMC、二人で遊園地に行くと話すあやや
・目を疑うイチャつきようの「ハロプロタイムズ」
・生放送のMステで、あややの手をぎゅっと握る藤本さん


その他、インタビュー、ラジオ番組等の細かいコメントは、枚挙に暇がありません。
二人はお互いのことを昨年とは比べものにならないほど多く口にします。
そこに、この用語登録。そして極めつけ。


「友達以上恋人未満」


ことマナと同時間帯の深夜番組「よろしく! センパイ」で、藤本さんは、あややとの関係を
聞かれ、照れ笑いを浮かべながらこんな言葉を口にしたのでした。



「(あややとの関係は)なんだろう……。友達以上恋人未満ですかね? よくわかんない」


これを見て、自分は確信しました。「あ、なんかある」と。


2003年、二人は(特に藤本さんは)ここまで露わに、仲の良さを口にはしていなかったのです。
むしろ、藤本さんのモーニング娘。加入後は、それまでにむやみやたらと口にしていたお互いの
名前を、あえて出さないようにしていたと感じられるフシまでありました。


二人の仲がいいのは、疑うまでもない事実です。
それは大前提として、今年になってからの急転直下の仲良しアピールには、政治的な『公認』が
あるのではないかと思われます。
「松浦と藤本。おまえら、仲いいのどんどんアピっていいぞ」というような、指示の匂いを感じるのです。


なぜ公認するか。


それはつまり、しかるべき何かに対する大きな「前フリ」なのではないかと、考えてしまうわけです。


なにかある。


大なり小なり、今年はあやみきに何かある。そう私は考えます。
……あくまで「予想」は「妄想」ですけどね。


(注)何もなくてもいっさい責任は取れません。指をさして笑ってやってください。